太陽光発電の売電権利(ID)売却のメリットや注意点を解説!

公開日:2022/08/15   最終更新日:2022/08/17

太陽光発電

売電権利を獲得はしたものの、太陽光発電設備の設置を行うことなく、そのままというケースは多いものです。年々下がる一方の売電価格から見ると、高額での売電価格は魅力的ですから、業者は獲得したままになっている売電権利を欲しがっています。ここでは売電権利売却のメリットや注意点についてお話しています。

太陽光発電の売電権利(ID)売却とは

太陽光発電所の設置を依頼していた業者がなくなった、設備費用・工事費用の値下がりを待っているなど理由はさまざまとは思いますが、売電権利を獲得してそのままになっているこということはありませんか?中には1kwあたり30円台という高額な売電権利を放置しているという方もいるでしょう。太陽光発電所をこれから運営しようと考えている方にとって、それらの発電権利は非常に魅力的なものなのです。

売電権利未取得の土地も売れる?

売電権利の買取を行っている業者の多くは、同時に土地だけでも探しているものです。条件は太陽光発電所を設置するのに適していること。雨の少ない中国地方や九州地方にある土地で、600平方m以上とある程度の広さがあり、日光をさえぎるものがないなど、いくつかの条件を満たした土地なら好条件での売却が可能でしょう。毎年の固定資産税の支払いや、草刈りなど土地の管理に頭を痛めているなら、太陽光発電所に注目が集まっている現在、土地を手放してしまうチャンスといえるかもしれません。

太陽光発電の売電権利(ID)を売却するメリット

せっかくの権利を活かすことができるのが、売電権利を売却するメリットです。過去の高額な売電権利は、今となっては夢のようなものなのはご存知の通り。売電権利をそのままにしている方も、もったいないことには気がついているはずです。それを活かしてくれるのが売電権利の売却、たとえば1kwあたり40円の売電権利価格なら、パネルを設置することで1kwを発電できる23坪あたり、30万円という高額で買取ってくれるケースもあるのです。

売電権利付き土地を売却する相場

資料にある売却相場の話を続けると、1kwあたり30円台の売電権利付きならば、23坪あたり1927万円、20円台なら820万円となっています。権利未取得の土地でも太陽光発電に向いているなら、15,0005万円も狙えるといいるため、売却するメリットは大きいでしょう。もちろんこれらの価格は参考に過ぎませんから、実際の売却価格を調べるには業者による査定が必要になります。

現金を手にできる

行使されない権利は持っていないのと同じですが、実際に太陽光発電所をスタートさせて権利を行使するには、費用がかかるなどのハードルがあるものです。また太陽光発電所をスタートさせてもかかってくるのが維持管理の費用、毎年のメンテナンスにもかなりの額がかかるうえ、台風などの被害を受けてしまうと、修理費は莫大なものとなることでしょう。一方で売電権利を売却するなら、初期投資や維持管理の費用なしに、現金を手に入れることができるのです。リスクを負う必要がないのは、大きなメリットということができるでしょう。

遊休地を有効活用できる

すでにお話したとおり、所有しているだけで費用がかかってしまうのが遊休地。何に活用することもできず、持て余している方も多いものです。しかし状況が変わったのが太陽光発電所の登場、遊休地を活用する可能性が広がりました。

立地が良ければ売電権利未取得でも、太陽光発電所の設置を目的としての売買は盛んに行われています。ご自身の遊休地を何かに活用できないか?と考えている方には、耳寄りな話といえるでしょう。

太陽光発電の売電権利(ID)を売却するときの注意点

売電権利の売却は魅力的ですが、その際の注意点はやはりあるものです。代表的なものを見ていきましょう。

売買価格は「土地+発電権利」

上で見た売買相場でもわかる通り、売電権利の売買は土地の代金も含めて行われるのが一般的です。このことを知らずに話を進めていくと、思っていたより金額が少ないということも起こり得ます。業者が提示する発電権利の価格に、土地の代金が含まれているかどうかは、必ず確認しておきましょう。

それぞれの決済時期の確認を

提示される価格は土地代と発電権利の合計にもかかわらず、土地代金と発電権利が別々のタイミングで支払われるというのはトラブルの元です。買取業者には土地代金と発電権利の決済時期を確認しておく必要があるうえ、できれば両者を一括で支払ってもらえるよう依頼しましょう。

賃貸契約の場合は注意が必要

土地を手放すことなく発電権利のみを手放して、賃貸契約で太陽光発電所を造るケースでは注意が必要です。とくにトラブルになりがちなのが、FIT期間終了後の発電所のあつかいについて。あらかじめ業者と話し合い、契約書に明らかにしておきましょう。

まとめ

発電権利を取得してそのままにしておくことや、太陽光発電向きの土地を遊ばせておくことはもったいないものです。そのままにしておいても、残りのFIT期間は短くなっていきますし、遊休地には税金や手入れの手間がかかってしまいます。発電権利の買取を行っている業者は数多くありますから、このHPを参考に適当なところをピックアップして、査定だけでも依頼してみましょう。

 

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