太陽光発電所売却の買取相場は?高く売るためのコツは?

公開日:2022/08/15   最終更新日:2022/08/17

査定

 

買取価格は下がる一方、メンテナンス費用もかかるなど、太陽光発電所はよいことばかりではありません。投資金額の回収や目標利益の達成は、太陽光発電所を手放すサインかもしれないのです。ここでは2つの売却方法や買取金額を概算する方法、少しでも高く買取ってもらう方法についてお話ししています。

太陽光発電所の売却方法

買取と仲介の2つが太陽光発電所の主な売却方法です。メリット・デメリットを中心に、それぞれの特徴をみていきましょう。

買取のメリット・デメリット

業者に直接買取ってもらう方法です。業者の査定額に納得したら、すぐに現金を手にできます。複数の業者を呼んで査定額を比較して、もっとも高い価格を付けてくれたところに買取を依頼しましょう。メリットはすぐに現金を手にできるところ、デメリットは仲介と比べると、買取価格が安くなってしまうことです。

仲介のメリット・デメリット

業者に依頼して、太陽光発電所の買い手を探してもらう方法です。仲介業者と話し合って売却価格を決めたら、買手が現れるまで待つことになります。メリットは希望価格に近い価格で売れる可能性が高いこと、デメリットは買取とくらべると、現金を手にするまでに時間がかかること。場合によっては1年以上という、長期戦になってしまうかもしれません。

おすすめできない個人間での売買

何かとトラブルになりやすいので、太陽光発電所の個人間売買はおすすめできません。発電量が思ったより少ないとか、売買後にトラブルが見つかったとか、手続きが複雑だとか、トラブルの種が多いのが個人間売買です。取引は信頼できるプロに依頼するのが間違いないでしょう。

太陽光発電所の売却相場の調べ方

売却相場は売電実績とFITの残り年数で決まり、買取業者は利回り率10%前後を狙っています。もっと単純化した考え方で「年間の売電実績にFITの残り年数をかけた金額の50%」というものもあります。

減額されるケース

太陽光発電所に破損などがありメンテナンスが必要なケースや、フェンス・柵を新たに設置しなくてはならないケースなどは、修繕・メンテナンス費用が買取価格から減額されてしまいます。また電圧抑制がかかっていて、発電した分を丸々買取ってもらえない可能性があるエリアは、買取価格を減額されてしまう可能性があるうえ、山の斜面に設置してあるなど、太陽光発電所が自然災害の影響を受けやすいと判断されてしまうことも、買取価格が減額されてしまう理由になります。

太陽光発電所を高く売却する方法

複数の買取・仲介業者に依頼すること、できる範囲で修理をすること、第三者の評価を得ることの3つが太陽光発電所を高く売却する方法です。

複数の買取・仲介業者に依頼する

少しでも高く売却するために、買取・仲介両方のケースで複数の業者に依頼し、査定額の比較を行いましょう。1つの業者だけに頼ってしまうと、相場よりも大幅に低い金額を付けられても気付くことはありません。また複数の業者への依頼は、特定のエリアに強いなど特色ある業者と出会うきっかけになります。飛び抜けた価格を付けてくれる業者を見つけることができるかもしれません。

できる範囲で修理をする

周りを囲っている柵を修繕する、メンテナンスを入れるなど、できる範囲での修理を行うことは買取価格を上げるよい方法です。ポイントは「できる範囲」というところ。元が取れないような修理を行うくらいなら、壊れたままで買取ってもらうほうがよいに決まっています。太陽光発電所を任せる業者が決まってから、修理を行うかどうかを話し合うとよいでしょう。

第3者の評価を得る

正当な買取価格のために、テクニカルデューデリジェンスを得ることは有効です。不良箇所が見つかって簡単な修理を行うことで、より高く売れるきっかけになるかもしれません。ただしTDDを得るにはコストがかかってしまうことはお忘れなく。

太陽光発電所を売却するときの注意点

確定申告が必要になることと名義変更に時間がかかることが、太陽光発電所の売却における主な注意点です。

確定申告が必要になる

不動産の売却と同様に、太陽光発電所で得た売却益には所得税がかかります。年度末には確定申告を行いましょう。納税額の計算方法は譲渡所得に準じますが、ほかの項目でくわしくお話しています。

名義変更に時間がかかる

売却で必要な名義変更には、数か月から半年程度の時間がかかります。家庭用太陽光発電所なら「事業計画認定の設置者」と「売電契約」、産業用なら加えて「土地登記簿」「遠隔監視装置」「施工保証契約」「メンテナンス契約」「損害保険」「メーカー保証」も名義変更を行わねばならず、手続きが複雑になるからです。ご自身で行うのも不可能ではありませんが、手数料の金額によっては買取・仲介業者に依頼してしまう方がよいかもしれません。

まとめ

発電の売却で大切なのは複数の業者に査定を依頼すること、少しでも高く売りたいと考えているなら必須です。そこで参考にしてもらいたいのが、このHPに掲載されている業者。業界の大手だったり歴史が長かったりといずれも特徴があり、信頼が置けるところばかりとなっています。売却が成功するもしないも、ほぼ業者にかかっているといっても過言ではないのです。

 

 

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