太陽光発電所を売却するまでの大まかな流れをチェック!

公開日:2023/01/15   最終更新日:2022/12/27


太陽光発電所を所有している人の中には、FITの終了に向けて手放したい、今後のメンテナンス費用が心配、現金が必要になったなどの理由から売却を考えている人もいるのではないでしょうか。近年、安定した投資物件として中古の太陽光発電所は注目を集めています。太陽光発電所を売却するまでの大まかな流れをチェックしていきましょう。

太陽光発電所を売却するまでの大まかな流れ

太陽光発電所を売却するためには仲介業者を利用する、買い取り業者を利用するという二つの方法があります。業者を通さず売却をすることも可能ですが、ノウハウ不足で売却まで時間がかかる、複雑な手続きに手間取ってしまうなどデメリットが多いため、おすすめできません。

仲介、買い取り業者への問い合わせはインターネットの申し込みフォームや電話で簡単に行えます。売却になった場合は名義変更や申請手続きなどのサポートをしてもらえるので安心です。業者を利用した場合の売却までの大まかな流れを説明します。

査定依頼

太陽光発電所の情報を伝えて査定依頼をします。

査定

業者が現地調査をして査定金額を決めます。

業者と契約

仲介業者、買い取り業者の提示する査定金額に売主が納得できた場合は業者と契約をします。

販売活動

売主に代わって仲介業者が購入希望者を探します。

売買契約

購入希望者者が現れ、条件に納得すれば売買契約をします。大まかな売却の流れについて紹介しました。仲介業者と買い取り業者のどちらを利用した方がよいのか、どのような違いがあるの分からない方も多いのではないでしょうか。仲介業者での売却と、買い取り業者を利用しての売却の違いについて説明します。

仲介業者を利用して売却

仲介業者は売主と購入者の間に入り、太陽光発電所の売却を行います。太陽光発電所の売却に特化した業者であれば適正な価格を熟知しており、安すぎる値段で売却される可能性が少なくなるでしょう。仲介業者を利用すれば平均的な値段よりも、高い値段で売れることもあります。

ただし購入者が見つかるまでは売却ができないので、現金化するまでに時間がかかるというのがデメリットです。また売主と購入者の間に入り手続きを行うため、仲介手数料を支払う必要があります。手数料は会社によって異なり、非公開のことが多いです。

しかし、インターネット上には手数料が3%だったという声も。利用する業者によって異なりますが目安になるでしょう。適正な価格で売却することができるため、現金化を急いでいない場合や、より高値で売りたいときに利用がすすめられています。

買い取り業者を利用して売却

買い取り業者は売主から直接太陽光発電所を買い取ります。仲介業者を利用するときに必要になる購入希望者を探す手順を省くことができるため、売却までの時間が少なくて済むでしょう。仲介手数料を支払う必要もありません。時間をかけずに売却するため、仲介業者を利用したときよりも安い値段で査定される場合もあるようです。

平均的な買い取り業者での査定価格を知るためにも複数の業者で見積をして、査定価格を比較した方がよいでしょう。仲介業者を利用したときよりも時間をかけずに売却できるため、現金化を急いでいる人には買い取り業者の利用がすすめられています。

太陽光発電所を売却するまでにかかる期間

太陽光発電所を売却するまでにかかる時間は早い場合で、仲介業者を利用した場合は1~3か月、買い取り業者を利用した場合は1~3週間といわれています。売却までにかかる時間は、太陽光発電所の状態と価格設定により前後するでしょう。

売電実績がよく、FITの残り年数が長い太陽光発電所であれば購入希望者が多いため適正価格でも早く売却ができます。メンテナンスが行き届いているか、自然災害に合いやすいエリアではないかなどのポイントも重要です。好条件の太陽光発電所ではない場合で、早く現金化をしたいときは適正価格より少し安い値段で販売をする必要があるでしょう。

適正価格で販売をすると売却までに3か月~半年ほどかかるといわれており、適正価格より高い価格で販売をした場合は半年以上かかるといわれています。平均より安い価格で販売をすれば、早く売却することができ、適正価格以上で販売する場合は時間がかかると考えるとよいでしょう。

名義変更が必要

太陽光発電所を売却する場合は所有者の名義変更が必要です。手続きが複雑なため名義変更が完了するまでにおよそ3か月~半年かかるといわれています。

太陽光発電所の売却時に必要になる書類

太陽光発電所の売却時にどのような書類が必要になるのか説明します。

・太陽光発電所の契約書(譲渡契約書などの原本)
・保険契約書
・メーカーの保証書
・保守点検計画書
・売電実績が分かる資料
・発電所の仕様書
・土地の登記簿謄本

以上の書類が必要になります。

まとめ

ここまで太陽光発電所を売却するまでの大まかな流れについて紹介しました。仲介業者を利用した場合は適正価格で売却できる可能性が高いですが、売却までに時間がかかります。買い取り業者を利用して売却する場合は、購入希望者を探す時間が必要ありません。売却までの時間が短くて済むことが分かりました。ただし、仲介業者を利用して売却するよりも安い値段がつくことが多いようです。査定の申しこみはWEBや電話で簡単に行うことができます。売却を考えている場合は状況に合わせて仲介業者、買い取り業者を利用してみましょう。

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